かゆみ専門外来
「痛みよりつらい」かゆみに、専門的に向き合います
こちらのページをご覧いただいているということは、ご自身、または大切な方が「かゆみ」に悩んでいらっしゃるのでしょうか。
私はこれまで、年間2万人以上の皮ふに悩みを抱える患者さまと向き合ってきました。
その中で気づいたのは、「かゆみは、時に痛みよりもつらい」ということです。
- かゆみのせいで眠れない
- 朝起きると、無意識に掻きむしって出血している
- シーツや服に皮膚が張り付くほど傷になっている
- 病院に行っても「アトピーっぽい」と言われたまま、はっきりしない
そのような経験をされてきた方が、きっといらっしゃることと思います。
もし、「かゆいから、生きるのがつらい」と感じたことがあるならば、どうかそのまま苦しみ続けないでください。
このページをご覧いただいたこと自体が、あなたが前に進もうとしている証です。
私たちは、かゆみという苦しみに本気で向き合います。

かゆみ専門外来で行うこと
「つらさ」に寄り添い、原因を探り、最善の治療へ
かゆみの原因はひとつではありません。
皮膚疾患はもちろん、生活習慣やストレス、体質、内臓の不調など、さまざまな要因が複雑に関係しています。
まずは、なぜかゆみが起きているのか・続いているのかを一緒に見つけていきます。
皮ふには、必ずやその方のストーリーが刻まれています。
かきむしりの痕、皮膚の厚み、赤みの部位…。
それらは皮ふが発信している大切なサインです。
これらサインを読み取って、私たちは「どんなときに、どれだけ、なにが悪さしてかゆみになっているのか」を見つけ出します。
そしてその引き金を見つけ出すことが、あなたの人生そのものを変えるヒントになると信じています。
結び式 かゆみ治療の“三角形”アプローチ
当院では、「外用・内服・光線」を三本柱としたオリジナルの治療方針「結び式 かゆみ治療の三角形」を用いて、患者さま一人ひとりに合わせた治療を提供しています。
- 01外用薬(塗り薬)
- 保湿剤、炎症を抑える薬を使用
- ステロイド外用剤だけでなく、ステロイドの入っていない、でも症状に合わせた薬も豊富にご提案
- 皮膚の状態と患者さまのこれまでのストーリーから生じる薬に対する気持ちに寄り添い、最適な薬を一緒に選びます
-
02
内服薬(飲み薬)
- かゆみを抑える薬など、症状に応じて処方
- 効果が不十分な場合は、注射製剤への切り替えも検討
-
03
光線療法(ナローバンドUVB治療)
- 中長波紫外線ナローバンドUVBを使った治療法。痛みはなく、肌にやさしい
- 皮ふの浅層に伸びたかゆみの神経、つまりいわゆる敏感肌を構成する神経を、元の深さに戻すはたらきがあります
- 世界最小・最軽量の照射器、全身照射が可能な三面鏡型UV機器を完備
- 「太陽の良いところだけを集めたような光」で、確かな効果を実感いただけます
注射製剤による新しい選択肢
「かゆみ」によって日常生活が制限され、人生そのものがつらくなる──そんな患者さまを、私はこれまで数多く診てきました。
近年、かゆみで苦しむ方々の人生を根本から変える可能性をもつ新薬が登場し、保険診療の範囲内で使用できる時代になりました。
私自身、日々の診療でこうした新薬の必要性を痛感し、2022年には港区内での導入率1位という実績を持つほど、積極的に活用してまいりました。
もちろん、薬には必ずリスクが伴います。「くすり」は反対から読むと「りすく」。
だからこそ当院では、副作用の可能性・作用の強さ・使用頻度・効果が出るまでの期間など、患者さまやご家族に丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。
「ただ処方する」のではなく、かゆみの苦しみから抜け出す第一歩を、患者さまと一緒に考える。その入口のみならず、出口戦略も考える。
それが、私たち南麻布結び皮ふ科形成外科の「かゆみ専門外来」の姿勢です。
医療機器・処方可能製剤のご紹介
当院では、国内でも数少ない最新の光線治療器を導入しています。
- TARNAB(UV治療器)
- ダブリン7シリーズ(三面鏡型紫外線治療器)
これらの機器を用いて、全身への均一な照射や、ピンポイントの治療も可能です。
また、日本国内ではまだ処方数・取り扱い医療機関の少ない下記製剤に関して、院長をはじめとした当院所属の医師がすべての処方経験があり、毎週当該患者様が全国各地よりお越しです。







最後に ―「かゆみが痛みよりつらいあなたへ」
「かゆみで眠れない」
「一晩中、かゆみと戦っている」
「治らないのでは、と不安になる」
そんな悩みを抱えて来院された多くの方が、今では笑顔で過ごせる毎日を取り戻しています。
院長著書『かゆみが痛みよりつらいあなたへ』でも、かゆみ治療に関する知識と思いを綴っています。
受診前にご一読いただければ、より深い理解と安心につながると思います。
ご予約・お問い合わせ
当院では、日本語・英語・中国語・韓国語に対応し、
日本国内全国各地のみならず、国内外の患者さまに対応可能な体制を整えております。月曜日から日曜日まで、診療しております。
WEB・お電話にてお気軽にご予約ください。
電話予約はこちら:03-6277-2113
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